2025年4月から開催される大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」をご存知ですか?一風変わった姿をしているため、世間では「怖い」「気持ち悪い」などのネガティブな印象を持たれているようですね。
今回はそんな個性的なデザインであるミャクミャクが選ばれた理由、誰が選んだのかについて、詳しく解説していきますね。
ミャクミャクがなぜ選ばれたのか?理由をまとめてみた
それでは、早速、賛否がある”ミャクミャク”がなぜ選ばれたのか、理由をまとめたので、見ていきましょう。
理由1:ミャクミャクのデザインはロゴとイメージを統一したため
ミャクミャクのデザインは、実は大阪・関西万博のロゴをそのまま生かしているんです。
このロゴは「TEAM INARI(代表:シマダタモツさん)」が作成したもので、最終候補作品の中でも特に目を引くデザインでした。
ロゴをキャラクター化するというアイデアは、とてもユニークで斬新ですよね。
このアプローチによって、ロゴとキャラクターの一体感が生まれ、万博全体のイメージを統一することができています。
また、ロゴをそのまま使用することで、万博のメッセージをより直接的に伝えることができるんです。
ミャクミャクの姿を見るたびに、私たちは万博のテーマを思い出すことができるわけです。
このように、ロゴとキャラクターを融合させるという斬新なアイデアが、ミャクミャクの大きな特徴となっているんですよ。
理由2:万博のテーマを体現したいため
ミャクミャクは万博のテーマである「いのち」「多様性」「未来への発展・進化」をしっかりと体現したデザインなんです。
様々な姿に変化できるというコンセプトを持っており、その変幻自在な性質がミャクミャクの魅力と言えるでしょう。
例えば、ミャクミャクが異なる形や色に変化する様子は、私たち人間社会の多様性を象徴しています!
また、その変化の過程は、生命の進化や社会の発展を連想させます。
さらに、ミャクミャクの基本的な形状が脈動を思わせることから、「いのち」のテーマともつながっています。
ミャクミャクは単なるマスコットキャラクターではなく、万博のメッセージを体現する存在。
その姿を見るたびに、私たちは万博のテーマについて考えるきっかけを得ることができるんですよ。
理由3:「怖い」と「かわいい」の絶妙なバランスを狙った
ミャクミャクは「怖い」と「かわいい」という相反する印象があり、多くの人の印象に残りやすい。
そういったインパクトが強いため、選ばれた可能性があります。
一見すると少し不気味に感じる人もいるかもしれませんが、よく見ると不思議と愛らしさを感じるという方もいます。
この「怖いけどかわいい」という独特の魅力は、最近の「キモかわいい」という概念とも通じるものがあります。
実は、この相反する印象が共存することで、ミャクミャクは多くの人の印象に残りやすくなっているんです。
「怖い」と感じる人もいれば、「かわいい」と感じる人もいる。そして、その両方を感じる人もいる。
この多様な印象こそが、ミャクミャクの大きな魅力の一つと捉えることができます。
また、この特徴は万博のテーマである「多様性」とも通じています。
一つのキャラクターに対して、人それぞれが異なる印象を持つことができる。これこそが多様性の表現と言えるでしょう。
理由4:話題性抜群!SNSで大盛り上がり
ミャクミャクの登場は、SNSを中心に大きな話題を呼びました。
その独特なデザインと「怖いけどかわいい」という特徴が、多くの人の興味を引いたんです。
TwitterやInstagramでは、ミャクミャクに関する投稿が次々と上がり、様々な反応が見られました。
「怖い」「気持ち悪い」という声がある一方で、「かわいい」「面白い」という声も多く聞かれました。
この賛否両論の反応こそが、ミャクミャクの大きな魅力なのでしょう。
人々の意見が分かれることで、より多くの議論や対話が生まれ、結果としてミャクミャクの存在感が高まっていきました。
また、ミャクミャクのグッズやイラストを自作して投稿する人も現れ、ファンアートの文化も生まれています。
このように、ミャクミャクは単なるマスコットキャラクターを超えて、人々のクリエイティビティを刺激する存在にもなっていると考えることもできます。
ミャクミャクを選んだのは誰?
それでは次にミャクミャクを選考したのは誰かについて解説します。
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会のキャラクター選考委員によって選ばれました。
キャラクターデザイン選考委員
キャラクターデザイン選考委員
・座長
原 研哉 (グラフィックデザイナー)
・選考委員
井口 皓太 (映像デザイナー/クリエイティブディレクター)
石川 和子 (一般社団法人日本動画協会 理事長)
江口 あつみ (江崎グリコ株式会社 執行役員 経営企画本部 コーポレートコミュニケーション部長)
齋藤 精一 (パノラマティクス主宰 クリエイティブディレクター PLLクリエイター)
シマダ タモツ (グラフィックデザイナー)
五月女 ケイ子 (イラストレーター/エッセイスト)
中川 翔子 (歌手・タレント)
畠山 陽二郎 (経済産業省 商務・サービス審議官)
堀井 雄二 (ドラゴンクエスト ゲームデザイナー)
守屋 貴行 (Aww,NION 代表取締役/プロデューサー)■デザイン審査 審査員
上西 祐理 (アートディレクター/グラフィックデザイナー)
金田 享子 (公益社団法人日本サインデザイン協会 常任理事)
工藤“ワビ”良平 (アートディレクター)
関本 明子 (グラフィックデザイナー/アートディレクター)
田中 里沙 (事業構想大学院大学 学長、宣伝会議 取締役)
永井 一史 (公益財団法人日本デザイン振興会 理事)
中村 至男 (グラフィックデザイナー)
野村 辰寿 (アニメーション作家、多摩美術大学 グラフィックデザイン学科 教授)
原田 祐馬 (デザイナー)
平井 りゅうじ (大阪芸術大学 キャラクター造形学科 教授)
三木 健 (グラフィックデザイナー)
吉岡 恵美子 (キュレーター、京都精華大学 副学長)
和田 敏克 (アニメーション作家、東京造形大学 アニメーション専攻 教授)※選考委員、審査員とも、五十音順、敬称略
多くの人がミャクミャクの選考に関わっていたことがわかりますね。
ミャクミャクは全応募1,898作品中から選ばれました。
実は、選考委員会はこの膨大な数の作品を見て、最終的に3点まで絞り込んだんです。
その3点の中にミャクミャクがいたわけですが、他の2点はどんなデザインだったのでしょうか
どうですか?あなたならどの案を選びますか?
この選考に疑問を持つ人も多いようですが、最終的にどんな話合いが持たれたの、気になるところですね。
実は意外にもミャクミャクのぬいぐるみは即完売!
賛否両論のあるミャクミャクですが、実はグッズ販売は好調なんです。
特に注目すべきは、2023年4月に東京と大阪で発売されたミャクミャクのぬいぐるみの反響です。
このぬいぐるみは、販売開始からわずか数時間で完売してしまったんです!
これは、ミャクミャクの人気が予想以上に高かったということ。
「怖い」「気持ち悪い」という声もある中で、なぜこれほどの人気があるのでしょうか?
その理由の一つは、ミャクミャクの「キモかわいい」という独特の魅力にあると考えられます。
一見すると少し不気味に感じるかもしれませんが、よく見ると不思議と愛らしさも感じられる。この独特の魅力が、人の心を掴んでいるかもしれません。
ミャクミャクの海外での評判は?
日本では賛否のあるミャクミャクですが、海外での反応はどうなのでしょうか?
東欧では、「ゾンビ」「モンスター」など、あまりいい印象がない様子。
大阪での万博開催も認知度が低いようです。
多くの人に愛されるマスコットにという願いの元に選ばれたミャクミャク。海外での反応には悲しいものがありますが、今後、万博開催が近づくにつれて、良い反応も期待したいところですね。
【まとめ】ミャクミャクはなぜ選ばれた?誰が選んだ?
ミャクミャクがなぜ選ばれたのか、その理由について紹介してきました。
選ばれた理由
- 理由1:ミャクミャクのデザインはロゴとイメージを統一したため
- 理由2:万博のテーマを体現したいため
- 理由3:「怖い」と「かわいい」の絶妙なバランスを狙った
- 理由4:話題性やSNS受けを狙った
賛否両論ありの個性的なデザインであるミャクミャク。残念ながら、現時点では大勢の人に好まれるデザインではないかもしれません。
しかし、今後は知名度が上がってきたら、周りの反応にも変化があるかもしれませんね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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